第1回アイドル楽曲大賞2012

今年ももうこの季節かと思うとほんとに一年が早いw
そして今年からはアイドル楽曲大賞として独立して開催という事で、規模が大きくなってきたなぁと。
・楽曲部門
例年通り全体のノミネート(http://www.esrp2.jp/ima/2012/list/121120_ima2012list.htm)の中から一次審査を通過した曲が以下の通り。

AKB48(全13曲)
 上からマリコ
 隣人は傷つかない(Team A)
 ゼロサム太陽(Team K)
 GIVE ME FIVE!
 NEW SHIP(スペシャルガールズA)
 真夏のSounds good!
 ぐぐたすの空(ぐぐたす選抜)
 ギンガムチェック
 なんてボヘミアン(アンダーガールズ)
 UZA
 ファースト・ラビット
 Hate(Team A)
 プラスティックの唇(篠田麻里子)

Not yet(全2曲)
 西瓜BABY
 May(横山由依)

・DiVA(全1曲)
 Lost the way

・チームサプライズ(全4曲)
 重力シンパシー
 1994年の雷鳴
 お手上げララバイ
 AKBフェスティバル

板野友美(全5曲)
 10年後の君へ
 Clone
 deal feat.NO-FACE
 Always I need you
 lose-lose

前田敦子(全3曲)
 君は僕だ
 右肩
 Sunday drive

渡辺麻友(全2曲)
 シンクロときめき
 ヒカルものたち

指原莉乃(全1曲)
 それでも好きだよ

NMB48(全3曲)
 ナギイチ
 ヴァージニティー
 北川謙二

乃木坂46(全18曲)
 ぐるぐるカーテン
 左胸の勇気
 乃木坂の詩
 会いたかったかもしれない
 失いたくないから
 白い雲にのって
 おいでシャンプー
 心の薬
 偶然を言い訳にして
 水玉模様
 狼に口笛を
 ハウス!
 走れ! Bicycle
 せっかちなかたつむり
 涙がまだ悲しみだった頃
 人はなぜ走るのか?
 音が出ないギター
 海流の島よ

アイドリング!!!(全1曲)
 MAMORE!!!

E-Girls(全3曲)
 Celebration!
 One Two Three
 E-Girls Anthem

SCANDAL(全1曲)
 ピンヒールサーファー

東京女子流(全2曲)
 Bad Flower
 LolitA☆Strawberry in summer

9nine(全1曲)
 イーアル! キョンシー feat. 好好! キョンシーガール

Perfume(全2曲)
 Spring of Life
 コミュニケーション

ももいろクローバーZ(全2曲)
 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
 LOST CHILD

去年とかに比べると曲数は減った印象だけど、乃木坂が初のノミネート曲を全曲選んだりという快挙を。
この中から10曲へと絞りこんだ結果が、

 UZA/AKB48
 deal feat.NO-FACE/板野友美
 ぐるぐるカーテン乃木坂46
 左胸の勇気/乃木坂46
 偶然を言い訳にして/乃木坂46
 涙がまだ悲しみだった頃/乃木坂46
 人はなぜ走るのか?/乃木坂46
 Bad Flower/東京女子流
 Spring of Life/Perfume
 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」ももいろクローバーZ

この10曲から選びに選らんで点数を付けたのが以下の5曲(持ち点10点を5曲に配分)

5位:UZA/AKB48(0.5pt)
今年のAKBは絶対的エース前田敦子の卒業を筆頭に、これまでにない程のいい事にも悪い事にも動きのある一年だったと思う。
楽曲的にも正直いって本家・派生ユニット・支店と乱発し過ぎで粗悪な曲もそのまま出てきてたのも事実。
しかしこの曲でそれを全て帳消しにしていける程の力を持っている。
じゃんけん大会での初披露時の印象ははっきり言ってよくなかった。ガチャガチャしてるし軸が見えづらかった。
でも聴き込んでいく内にAKB流の仕上げ方を良く思える様になり案の定惹き込まれた。
2年前のBeginner、去年の風は吹いているに続く所謂「秋曲」の流れではあるが、個人的にはBeginnerを更に研ぎ澄ませていった発展系という感じ。
次世代メンバーと言われている面子が入ってきて、第二章としてどう舵を取っていくのか。まだまだ楽しみは尽きない。

4位:偶然を言い訳にして/乃木坂46(1.0pt)
2ndシングル「おいでシャンプー」のカップリング曲。しかし、カップリング曲でここまでの仕上がりをしてくる辺り流石。
偶然4と勝手に呼んでいるw白石麻衣高山一実橋本奈々未松村沙友理のバランスが絶妙。
こういう企画もの的(実際にはそうではないが)な組み方をさせても充分に素晴らしい曲になってくる所が
乃木坂のレベルの高さを証明しているのだろう。
PVも逆再生を駆使したり世界観も可愛らしくて好み。個人的には奈々未さんがとても可愛らしく撮れててよいですw

3位:人はなぜ走るのか?/乃木坂46(2.0pt)
3rdシングル「走れ!Bicycle」のカップリング曲。FIFA U-20女子W杯の曲に起用された事もあって結構聴かれた様な。
PVこそサッカー全面推しだけれど本質的にはもっと深い所を突いてきていて奥深い。
おいでシャンプーとか走れ!Bicycleとはまた違う爽快感や疾走感を感じる事が出来る辺りが大好き。
歌唱力的な部分においても確実にレベルアップしているのがよく分かる。
TV版になるとちょっと不思議なフォーメーションなものまた面白い。

2位:涙がまだ悲しみだった頃/乃木坂46(2.5pt)
3rdシングル「走れ!Bicycle」のカップリング曲。所謂選抜入り出来なかったアンダーのメンバーで構成されているのだが、
はっきり言って選抜で構成された走れ!Bicycleよりもこちらの方が完成度高い。その位ほんとにいい曲。
アンダーの意地というか実力というか、ここまで出来るんだぞっていうのを上手く主張出来ている。
だからといって力み過ぎてるとかそういう訳でなく、空気の様に心地よい曲に合わせた歌声で兎に角全てが良い。
カップリング曲だからとかアンダーメンバーだからとかっていうのを関係なしに、どの曲においても常に全力、
手抜きなしの本気勝負曲で挑んでくるから私が乃木坂46が大好きなのであります。

1位:ぐるぐるカーテン乃木坂46(4.0pt)
記念すべき乃木坂461stシングル。正直、この曲聴いた時点で今年の1位はこの曲だって直感で思った。
2011年8月に結成された乃木坂46。最初は結成もAKBの公式ライバルというポジションも知ってたいたけどどうも興味が湧かずスルー。
時は過ぎバレンタインシーズンに明治のCMに起用されてぐるぐるカーテン流れてるのを何度か見てる内に、
自然とあの「カーテンのなか〜♪」と口ずさむ様になっていて、乃木坂ってどこ?を見始めたら番組もメンバー個性的で面白い。
その流れで勢い余って4形態とも買ったらぐるぐるカーテンだけでなく、カップリングの左胸の勇気も乃木坂の詩も他もみんな良い。
更に特典DVDの全メンバー自己紹介ムービーがちゃんとしたクリエイターさん等に発注してて、全くもって手抜きじゃない。
こんな素晴らしく凄いアイドルグループが出てきたか〜と。ほんとに久々にかなりなファンになりました。
他の曲でも書いているけれどシングル曲・カップリング曲・選抜・非選抜の域を関係なくどれもが素晴らしい仕上がりな事に拍手。
勿論ぐるぐるカーテンも曲の入り方からしてある意味ド直球なんだけれども狙いすぎてなく自然。
メンバー内の掛け声でもある「ウチらは乃木坂、上り坂」の通り、上り坂を上り続けて更にいい曲を歌い続けてください。

・アルバム部門
3位:IDOL is DEAD/BiS(1.0pt)
2位:ぱみゅぱみゅレボリューションきゃりーぱみゅぱみゅ(2.0pt)
1位:1830m/AKB48(3.0pt)
正直アルバムって殆ど聴いてないのばかりだったのであっさりとこんな感じでw
一つ言える事はAKBのアルバムは大ボリュームで手加減なしでいいんだけれど、お腹いっぱいです。

・推し箱部門
乃木坂46
まぁ当然こうなりますわなぁw現時点では乃木坂以外には考えられません。

・最後にちょろっと
AKBの台頭以来アイドル市場の規模が大きくなり、楽曲大賞もいよいよハロプロから独立してこうなるとは数年前なら思いもしなかった。
だけれどもアタリショックとまではいかないけれど、ノリでアイドル始めたの?とかこれでデビューとか...という様な
非常に質の悪いグループが蔓延してきているのがどうにも何とかならないだろうか。
地方で細々と活動してたはずなのに調子に乗って某大手レコード会社の社長の思いつきの様な感覚で始めたレーベルに
飲み込まれて舞い上がっている様なのを見ているとどうにも違うのでは?と思ってしまう節もある。
誰にでもチャンスのある環境ではあるけれどそれも来年には終息していくだろうし。
多分今回の楽曲大賞も上位勢はしょうもない曲達で埋め尽くされるのだろうなぁと今から覚悟はできてる。
あと、今回はから独立した楽曲大賞なのはいいけれど、なぜアルバム部門なのか。そこはMV部門でよかったのでは?
今やYouTubeニコニコ動画等の環境が揃っていて、映像でという見せ方が昔よりも格段にやりやすい環境であって
MVやライブ映像等を簡単に公開出来る環境だからこそ、そこから素晴らしい作品を選んだ方が遥かによかったのでは?
本家のハロプロ楽曲大賞でも曲・MV・推しメンだったのだから揃えて同じにすればよかったのに。
たかだか70数枚しかないアルバムから大賞を選ぶというのも、殆ど上位が何か想像ついてしまうし。
来年も第2回が開催されるのであれば、部門の選定という所も見直していただきたい。