THE NANBA SHOW Vol.4を見てから思う本音と行く先の不安と諸々と

本日、O-eastにて南波志帆主催イベント「THE NANBA SHOW〜相当衝撃的なスクールポップVol.4〜 この支配からの卒業SP」が行われ、
ゲストとしてきゃりーぱみゅぱみゅBase Ball BearRAM RIDER・夢見ねむを迎えて大成功の内に終了した。
と傍からは見えるだろうが、個人的には今回もハズしてしまったかなぁ感が否めないのが正直な所。
確かに今日の南波ちゃんもアーティストとして最高の歌声だったしやっぱり大好きだなぁと思わされた。
だけど賞賛だけで終われないのがここ最近で今日も結果的にはそうなってしまった。
一番はセットリストがある意味いつも通りのアップテンポ曲中心に固執してしまった所。
今回のゲストがきゃりぱみゅ・ベボベである所からも二組共アップテンポな曲が元来得意であり中心。
そこに対して同じ様にアップテンポで会場のノリを良くする曲達を並べても今の南波ちゃんでは勝負出来ない。
そしてそれは「あぁ南波志帆ってこういう曲ばかりなのか」っていう概念を二組のファンに植え付けかねない。
南波ちゃんのいい所はアップテンポもだけど、しっとりとした曲を情感と共に歌い上げる所も一つのはずなのに
ここ数か月(ワンマンツアー後)のライブでのセットリストを見ると、そういう部分は非常に薄くて
他に負けじと場が盛り上がる様にと仕掛け過ぎているセットリストが続いていてその辺りも大いに不満であった。
今日に関しては一応ふたりのけんかとたぶん、青春。で対処はしているけれど物足りない。
そこに関してはプールの青嘘の青とのセットにした方が、卒業のテーマとしても相応しかったはずだしでまたしてもモヤモヤが。
セットリストのマンネリ化に関しても正直いつまで経っても歯止めが効かないのでそろそろ本格的にお考えいただきたい。
まぁこれから大学生になって時間的に多少余裕出てくるだろうから、色々と最近やってない曲達の陽の目もあるとは思うけれど。
そしてあれだけ素晴らしいパフォーマンスを続けてきたこどなの階段が今日は一段とクオリティの低いものになっていてとても残念。
特に前の方ばかりだったがバカの一つ覚えみたいな人差し指差しもあったとは言っても、丁寧に魂を込めて歌っていたはずのこどなが、
今日はただ荒々しく吐き出すかの様にしか歌っていなかった様な気がして、
この曲はライブ毎にアップデートしていく曲だと思っていたのに何処か悲しい気持ちにさえなってしまった。
収穫もあって、RAM RIDERさんのアルバム収録のVOICE-とおくのきみへ-をライブ初披露してくれてこれが非常に良かった。
と同時に、これまで一貫してプロデュースしていただいた矢野さんには申し訳ないけれど、一度誰かに全て委ねてみるのもアリかもなぁと。
どうしても矢野さんがし続ける限りそのカラーからは変わらない。例えばSalyuだとずっと小林武史がプロデュースを続けていたが、
Salyu×SalyuとしてCORNELIUSとの共同プロデュースという形をとったら好評だった。
RAMさんとのジョイントが意外と良かった事を考えるとこういう方向もアリかもしれない。
今日のO-eastは1,2〜300辺り入る会場だったみたいだけれど、その規模でも最前と後ろの方とではかなりの温度差があった。
この規模でこうという事は、夢である武道館になったらどうなるのか?この単調というか決まりきったセットリストで大丈夫なのか?
トークで観客を引っ張ってくる訳にはいかない規模だしで本当に夢を叶えられるのか?若しくは叶える気が周りにあるのか?
そういう色んな葛藤が今日だけでなくここ最近感じていたので、私も今日で南波志帆の支配から若干の卒業です。
勿論リリースされれば買うしメディア媒体等の露出はチェックするけれど、
次ライブを見る時は南波ちゃん自身がここが本気の勝負所!と自覚しているなと思うライブまでは控えます。
その勝負所はもしかしたら次かもしれないし1年後2年後かもしれない。ただそういう本気の南波ちゃん(いつも全力投球なのは知ってます)が
見れる時までライブは控えようと今日改めて決心致しました。
またステージ上でキラキラした姿で歌う姿を見れる日を楽しみに待っております。