江東区女性殺害事件判決要旨

たまには真面目でお固い話を。午前10時に判決が下り、星島被告に無期懲役が言い渡された。
この事件の裁判は今後行われる裁判員制度を見越し、様々な映像な証拠をビジュアルとして傍聴席にも見せつけたり
迅速な判決を下せる様にスピード感のある裁判が行われたりとそのやり方に対して賛否両論があったが、
この事件〜判決までの一連の流れは一体我々に何を投げかけてきたのだろうか。
裁判員制度を見越したビジュアル化を多様してたけど、遺族からしたら凄惨な事実を見せつけられるのだから
心理的に持たないだろうし、傍聴席側からしても幾ら事実が知りたいと言ったってショッキングな部分までは見たくはないだろう
一方的に解りやすくすればいいという考えをどうやらお持ちみたいだが、
解りやすいと単に事実をありのまま並べるのはイコールとして結びつかないはず。
被告人も遺族も死刑を望んでいたのに下された判決は無期懲役。裁判長の判断としては一人殺害しただけでの死刑は
重すぎるのは目に見えているのだから妥当と言えば妥当なのだが、被告人からしたら自ら死刑を望んでいたのに無期懲役
遺族からしたら殺害した被告人に対して死刑を望んでいたのに無期懲役
双方にとってマイナスなはずのこの判決。はたしてこの判決で良かったと思う人間はどの位いるんだろうか。